REVIEW

まだほんの少しですが、紹介も兼ねて載せてみました。
私の作品に対する感想を読んで、興味を持ったり、共感したり、 それは違うだろ!と思って頂ければ幸いです。

榎本ナリコ
人間の暗い部分をテーマとした作品が多い。絵はタンパクで、切ない表情を描くのがうまい。心理描写もストーリー展開もうまく女性の共感を呼ぶ。

『センチメントの季節』
若い女性と「性」について描かれた作品。性衝動とその虚しさ。 男と女の性に対する考えの違いなどがリアルに描かれている。 体を求めさせる「淋しさ」と「自信の欠落」。なのに体を必要とされても満たされない。欠けているのは体ではなく、心。極端だけどごく日常で起きている状況、愛のない体の繋がりを隠さず表現しているからこそ、愛ある行動がいかに人を満たしてくれるかが分かる。
コミックスは季節ごとに分けられており、1〜4巻は短編集、5〜8巻は1話完結物。全体を通して文学的作品のような雰囲気を漂わせている。

片山愁
勢いのある漫画と静かなタッチの漫画の両方を描かれる方。中国が好きらしい。(ドラゴンフィストを見れば一目瞭然)時々同人活動をしていらっしゃる。学園便利屋シリーズとドラゴンフィストのOVA化という経歴の持ち主。

『君がいた夏』
人は時と共に変化してゆく。そして誰もそれを止めることはできない。その変化は成長なのか、衰えなのか、それとももっと別の何かなのか… 昭和30年代の夏を舞台にした、切なさが前面に押し出された作品。郷愁を漂わせ、少年の心の微妙な変化を巧みに表している。燈籠花が咲き乱れるシーンは特に印象的だ。

橘裕
とにかくまず絵柄が可愛い。どのコマも丁寧に描かれている。 肝心のストーリーはラブコメ、シリアス、ファンタジーと多岐に渡っている。世間批判の描写もなかなか激しく、そのユーモアのセンスも独特だ。 コミックスファンにはあとがきを楽しみにしている者が多いという。

3番目に好きな人
女の子って残酷かもね…女同士にしか分からないドロドロした部分。 恋愛の絡んだ女の子同士の友情ってありえるんだろうか? 普通の少女漫画とは違うオチでさわやかな読後感がある。(『冬の牙』に収録)

『人形師の夜』
多くは許しを通した救いのお話。 人形師に人形(体)を借りて願いを果たすというちょっとファンタジーが 含まれているのに、殆ど非現実感を感じさせない。 少女漫画とはあまり言い難い内容の多いこの作品は コアなファンが多いらしい。

#2 ハコニワ
自責の念で作られた人形というのはこのシリーズでも珍しい。 ストーリー全体を通して不安な気持ちを漂わせている。 取り返しのつかない罪と許し。 「幸せになる義務がある」これが救いの言葉だ。(1巻収録)

#4 99の嘘
約束・・・それがいかに大きなものであるか。 ただ一緒にいたいだけだったのに。 これほど泣ける恋愛モノがかつてあっただろうか? 最大の苦痛さえも乗り越えていこうとする主人公に素直に感動。 どんなにつらい時でも希望がもてるようになります。(1巻収録)

#5 闘う男
血縁が一体何になるのか?助けてくれる人は誰もいない。 社会も大人も親でさえも…誰も信じられなくて独りで生きる しかなくて。それでも頼ってもいい人っているハズだから。 現代社会の中で守りたいモノを強く意識させられます。(1巻収録)

#7 いつか世界の終りが来ても
人を狂わせてしまうほどの鬼と化した父。 けれど鬼になるほど守りたいものがあった。 絶対的力や正義なんてない。ただ自力で必死に守るだけ。 たとえ他人を傷付けたとしても。間違っているかもしれない。 エゴかもしれない。感情の入り乱れが自分を追い込んでいく。 だから誰かに許してほしい。切なくも温かい読後感がよい。(2巻収録)

#8 最愛のあなたへ
姉の死によって崩壊してしまった家族。 誰もが自責の念で潰れてしまいそう―。 どうしたら姉の死を乗り越えていけるのか? 考え方や捉え方次第で苦痛は取り除けるのだと教えてくれた作品。(2巻収録)

#10 君といつまでも
家族皆で一緒にご飯を食べたいだけなのに。 いい子って何だろう?大人にとってのいい子って本当にいい子? 信じることによって生まれる強さ、それを糧に主人公は大人になっていく。 勇気を与えられます。(3巻収録)

#11 最後の夏休み
今しなければならない事って何だろう? 限られた時間と分かったら知らない振りをするべきなのか? 親しくすればするほど別れがつらくなる。 切なくて切なくて、やるせない気持ちでいっぱいになります。(3巻収録)

#12 朝(あした)のうた1
親をうっとうしいと思う人間、親にうっとうしいと思われた人間。 血の繋がりは絆として有効なのか? 有効でないとしたら救いはどこにあるのか? 妥協の救いのようなところがあるが、それが現実味を持たせ 余計納得させてしまう。(4巻収録)

#12 朝(あした)のうた2
「俺は虫ケラ以下だった」…信じてるモノが幻だと分かった時 弱い自分と直面する。『裏側』―それが物事の真実。 けれどもその真実は穢れたものだけでなく、キレイなものもあるかもしれない。裏側からしか見えない信じられるモノ。 人を信じることを改めて教えてくれた作品。(4巻収録)

#14 そんなおまえを殺したい
伏字になった登場人物や、ハコニワに続く自分の人形が珍しい。 主人公は現実世界をやたらと批判するが、実に的を得た批判で面白い。 世の中をうまく渡っていくには流れに逆らわないこと。 タテマエをうまく作ること。じゃぁ本音は・・・? 今までの自己主張もアイデンティティもない生活を 振り返らされるお話です。(4巻収録)

#15 流通ロマンス
好きな人のためなら、自分だって捨てられる ――そんな純粋な心を踏みにじる人間と、踏 みにじられて挫折する人間と…… 人を好きになるということが、相手に合わせ たい、好かれたいと思う気持ちでもあるけれ ど、それでも「自分自身」はいるわけで、変 わらない素の自分は消せないから…… 愛するというものが、自分の見栄や支配欲で できているのではなくて、相手を受け入れる とか、支えてあげることでできていると感じ させてくれる作品。(5巻収録)

#16 星に願いを
元気いっぱいなじーさんで、ぐいぐい読者も ひっぱられてしまう。人はいいけど、運のな い主人公にもつい同情してしまう。 愛してるからこそ、離れようとする気持ちと、 愛してるからこそ、苦難を共にしたいという 気持ちと。愛してるから甘やかしてしまうこ とと、愛してるからこそ心を鬼にすることと…… 愛や優しさのカタチを再確認する作品。

#17 遠い音楽
ツライときでも、笑っていることの切なさを 後になってぐっと感じる作品。大切な人のた めなら、逃げてきたことにも立ち向かってや り遂げることのかっこよさを教えてくれる。 …何より、お馬鹿なツインテール主人公が、 どうしようもなく可愛い(笑)

#18 父 帰る
某映画とは全く関係のない、この作品。しか し父親が家族に対して不器用であり、息子の 名前の呼び方がキーポイントになっている点 は何故か共通している。繰り返し読むほど、 味の出るスルメのような作品。(6巻収録)

#19 Deep Blue
社会は一番助けなければならない人間を助けない。 辛い時、苦しい時、親でさえ助けてはくれなかった。 そして助けてくれる人はもう人ではなかった―。 生きることは楽ではない。けれども生きていけば希望がある。 そう信じさせてくれる。虐待を主体としたいつにも増して重いお話。(6巻収録)

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